【プロ解説】予備催眠とは?テレビの催眠術の裏側を大公開!
- 予備催眠ってなに?
- 一体何をしているの?
- 予備催眠のやり方を知りたい!
「予備催眠」という言葉は有名ですが、
「実際に何をしているのか?」は
あまり知られていません。
しかし、予備催眠は、
テレビの催眠術の秘密に関わる
非常に重要な部分です。
また、同じ人に
何度も催眠術を掛ける際にも
重要になってきます。
今回は、
日本最大の催眠術スクールの代表が
「予備催眠」について解説します。
予備催眠については、
様々な噂が飛び交っているので、
真実をハッキリとお伝えします。
今回の記事を読めば、
テレビの裏側の部分や、
同じ人に何度も
催眠術をかける方法が分かるので
ぜひ参考にしてみてください。
目次
予備催眠とは?事前に催眠術を体験してもらうこと
予備催眠とは、
「事前に催眠術をかけておくこと」
を指します。
「なぜ、事前に催眠術をかけておくのか?」と言えば、
催眠術の特性と深く関わりがあります。
催眠術の特性として、
同じ人に再び催眠術をかける場合は、
催眠術の導入を省くことができる
という特性があります。
催眠術の導入と言うは、
- ①ラポール形成
- ②メリットを伝える
- ③トランス誘導をする
の部分です。
※催眠術の導入やかけ方の流れは
こちらをご参考ください
⇒【TV出演のプロが暴露】簡単な催眠術のかけ方を初心者向けに公開!
予備催眠が終わっていれば、
導入部分を省略することができるので、
いきなり、テレビで見るような
催眠術をかけることができるようになります。
「予備催眠」の名付け親は、
TVなどでよく活躍されていた
催眠術師の松岡圭祐さんです。
テレビの催眠術がすぐにかかる秘密は「予備催眠」
導入を省略できるという性質を利用して、
テレビなどで催眠術を披露する場合は、
楽屋などで事前に
催眠術をかけておきます。
すると、本番の時に、
すぐに催眠術にかかる状態になるので、
催眠術をスマートに披露出来たり、
すぐにかかってもらえます。
なので、TV番組で
催眠術を見た方から
「あんなに簡単な言葉で
催眠術にかかるのですか?」
とよく聞かれるのですが、
答えを言えば、
本当にかかります。
ただし、事前に
予備催眠を行っていたりするので、
簡単な言葉で
催眠術にかかりやすい状態に
なっているのです。
予備催眠のよくある疑問
「予備催眠」と言う
言葉だけが有名になり、
その実態が明かされることは、
今までありませんでした。
今回は、予備催眠の説明をする時に、
よく聞かれる質問について
まとめてお答えしようと思います。
予備催眠は特別な催眠をしている?
予備催眠と言うと、
「何か特別な催眠を
かけているんじゃないか?」
と思われることが多いです。
しかし、これまで説明したように、
催眠術を一度体験してもらうことを
予備催眠と呼んでいるだけですので、
何か特別な催眠術を
かけているわけではありません。
強いて言えば、
催眠術の導入部分を目にする機会は
少ないと思うので、
「導入」=「予備催眠」
という意味で
使っている方も多いと思います。
上記の認識でも
間違いでは無いのですが、
正確には、催眠術の導入や
催眠術の体験を一度してもらうことを
予備催眠と呼びます。
ぜひ、覚えておいてください。
どれくらいの期間が空いても大丈夫ですか?
「催眠術に一度かかった人は、
どれくらいの期間が空いても
すぐにかかるのですか?」
とよく聞かれるので
お答えしておきます。
結論から言うと、
特に期限はありません。
一度、催眠術を体験すれば、
たとえ、1年以上空いていても、
すぐにかかります。
これは、催眠術を一度体験することで、
「催眠術師の言うとおりに、
催眠術にかかるんだ!」
というラポールが
形成されるためです。
基本的には、
どれだけ期間が空いても、
催眠術師に対するラポールは継続します。
毎回導入からやり直すのは正しいですか?
初心者の催眠術師に多いのは、
「同じ人に再び催眠術をかける場合、
導入の部分から再び繰り返してしまう」
ということです。
繰り返しになりますが、
同じ人に催眠術をかける場合は、
導入を省略して
いきなり催眠術をかけても
大丈夫です。
なので、著者の場合は、基本的には、
同じ人には再び導入を行うことはないので、
催眠術の導入は、
1人1回と覚えておきましょう。
【ワンポイントアドバイス】
ここから先は、
より高いレベルを目指す方(中級者)のために
お話をしていくので、
初心者の方は、
読み飛ばしてもらっても大丈夫です
先ほど、催眠術の導入を省略できる
というお話をしましたが、
より正確に表現するならば、
「以前にかけたことがあるレベルまでは
省略することが出来る」
ということになります。
例えば、以前に、
レベル2の催眠術に
かかっているのであれば、
レベル1やレベル2の催眠術を
いきなりかけても大丈夫です。
※催眠術のレベルについてはこちらをご参考ください
⇒【全25種類の催眠術を一挙に紹介!】3レベル分類法でスッキリ理解!【永久保存版】
ただし、レベル3の
催眠術をかける場合は、
体験者にとって
初めての体験になりますよね。
その場合は、先に
レベル1やレベル2の催眠術をいくつかかけて
ラポールを強化した状態で、
レベル3の催眠術を
かける方が良いです。
つまり、
以前にかけたことがあるレベルまでは
省略することができるのですが、
かけたことがないレベルの催眠術をかける場合は、
慎重にかけた方が良いということです。
なので、一度目の時にできるだけ
高いレベルの催眠術をかけておいた方が、
再び催眠術をかける場合も楽になります。
ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
- 予備催眠とは、事前に催眠術を体験してもらうこと
- 導入を省略できるので、いきなり催眠術をかけることができる
- テレビなどの場合は、楽屋などで事前に催眠術をかけることが多い
- 予備催眠という特別な催眠術が存在するわけではない
- 1年以上の期間が空いても予備催眠は有効
- 催眠術の導入は1人1回が基本
「催眠術のかけ方」を
もっと詳しく知りたい方は、
まずはこちらをお読みください。